災害発生時の備えとして、ヘルメットを準備しておくことも大切です。

ヘルメットは、落下物などから大切な頭部を守ってくれますからね。

しかし、「ヘルメットまで準備万端」という人は意外と少ないのではないでしょうか。

防災ヘルメット1

ヘルメットは、避難する際に大切な頭部を守るアイテムです。

なので、なるべく適したものを準備するようにしたいものです。

ここでは、防災ヘルメットの重要性や選び方などを紹介していきますよ。

 

ヘルメットが災害に必要な理由

特に地震が発生した場合、落下物の危険性は急激に増大します。

屋内では家具の転倒や収納物の落下、屋外では建物の倒壊やベランダなどから物が落下など、常に危険と隣り合わせです。

 

そのような状況で、最も優先して守るべきなのは頭です。

急所である頭に落下物が直撃すると、一撃で気絶してしまう恐れもあります。

最悪の場合は、即死なんてことにもなりかねません。

だからこそ、頭を強固に守るヘルメットが必要というわけです。

ヘルメットを被っておけば、多少のものなら頭に当たっても致命傷とはなりません。

 

さらに、頭へのダメージを軽減することが出れば、一命を取り留めたとき後遺症を防ぐことができるかもしれません。

災害時に被っておいて、損することは一つもないと言えるでしょう。

 

ヘルメットVS防災頭巾

頭部を守るアイテムとして、日本には昔から「防災頭巾」というものがあります。

では、いざという時、防災頭巾とヘルメットどちらが効果的なのでしょう。

 

防災頭巾のメリットは、手元において置けるのでいざという時サッと使える点にあります。

カバーに入れて、椅子の背もたれやクッションとして置いておけるので、急に地震がおきてもすぐに使えるのです。

だから、小学校などで採用されるケースが多いのですね。

 

しかし、布や綿でできた製品のため、防御力はどうしても低くなります。

落下物から頭を守るというよりは、ガラス片や火の粉から身を守るものと考えておいた方がいいですね。

一方、ヘルメットのメリットは防御力の高さにあります。

布でできた防災頭巾と比べると、固く丈夫なので頭を守る力が高いのは歴然です。

 

しかし、どうしてもかさばるので常に持ち歩くのは難しいといえるでしょう。

机に置いていても邪魔になるので、どうしても1箇所にまとめて保管することになります。

そのため、「揺れが落ち着き周囲の安全が確認できてから、ヘルメットを取りに行き被って避難する」という使い方が主流になっていますね。

 

収納に便利な折りたたみタイプのヘルメット

かさばるため、収納の面で難点のある防災用ヘルメットですが、そんな弱点を克服した商品が登場しています。

それが、折りたたみタイプのヘルメットです。

薄いものだと35ミリ程度にまで折りたためるので、防災バックに入れておくこともできます。

 

折りたたみとは言え、性能は通常のヘルメットと遜色ありません。

国家検定に合格しているものもいくつもありますので、選択肢の一つとして検討してみてください。

折りたたみヘルメット

 

ヘルメットの正しい被り方

まず、ヘルメットはまっすぐ深く被らなくてはなりません。

左右に傾いていたり、後ろにずれていたりすると、本来の保護能力が発揮されません。

きちんとまっすぐ深く被るには、ヘッドバンドを頭のサイズに合わせておく必要があります。

購入後は、サイズ調整を忘れずに行うようにしてくださいね。

 

それから、あごひもはきちんと締めるようにします。

あごひもが緩んでいると、落下物が当たった衝撃でヘルメットが脱げてしまう恐れがあるのです。

 

もちろん、あごひもが切れているものもNGです。

あごひもは本体より劣化しやすいので、こまめにチェックするように心がけてください。

ヘルメットの被り方

正しい被り方をしていないと、せっかくヘルメットを被っていても意味がありません。

正しい着用方法で、より安全に避難できるように準備しておいてくださいね。

 

防災用ヘルメットの選び方

防災ヘルメットを選ぶ際に、まず注目してもらいたいのが「国家検定をクリアしているか」ということです。

国家検定をクリアしているヘルメットには、「労・検」のマークがつけられています。

 

この試験は、5kgの半球を1mの高さから自然落下させて強度を調べます。

試験の結果、ヘルメット内部の衝撃荷重が4.9 kN以下なら合格です。

このレベルの試験をクリアしているなら、防災ヘルメットとして十分機能してくれるでしょう。

 

それから、災害発生時は火災もつきものです。熱によって溶けてしまう素材では、かえって頭部を危険にさらしてしまうかもしれません。

そのため、燃えにくい素材でできていることも必要な条件となります。FRPでできたヘルメットなら、熱によって溶けることがないので安心ですよ。

 

さらに、頭にフィットするということも重要です。サイズが合わずヘルメットが安定しないなら、せっかくの保護能力が100%発揮されません。

サイズ調節が可能なものを選んでおけば、自分に合うサイズに調節することが可能です。

 

ヘルメットには使用期限がある

ヘルメットには耐用年数が定められており、一度買ったらいつまでも使えるというものではありません。

これは、太陽光などの影響により素材が劣化していくためです。見た目は変わらなくても、強度が低下していることも十分ありえます。

 

耐用年数は素材によって異なり、FRP製で5年、ABS、PC、PE製で3年程度となっています。

また、ヘッドバンドやあごひもなどの着装体は1年となっています。

ヘルメットは命を守る大切な装備なので、耐用年数を過ぎたら交換するように心がけてください。

 

ヘルメットがあれば、災害時も安心

災害が発生すると、避難所に移動しなければならないこともあるでしょう。

そんな時、ヘルメットがあるのと無いのとでは安心感が全然違います。

一度準備すれば、ある程度長く使えるものなので、なるべく準備するようにしてくださいね。