防災頭巾は、災害発生時に頭部を守ってくれる簡易的な防具です。

自然災害の多い日本では、子供の安全を守るためのアイテムとして定着しています。

 

ただ、布でできた頭巾なので、どれくらいの衝撃に耐えられるのか不安ですよね。

もしもの時に頭を守ってくれなければ、準備する意味がありません。

そこでここでは、防災頭巾の性能などに付いて調べてみました。

合わせて、防災頭巾の選び方なども紹介していきます。

 

防災頭巾の性能

防災頭巾の性能に関しては、国民生活センターが調査を実施し結果を公表しています。

その結果によると、衝撃吸収率は50%前後のものが多いようです。

 

布と綿でできていることを考えると、そこそこの吸収率に思えますが、重く固いものが落下してくることを考えると、少し心もとないですね。

 

ただ、中には80%以上の衝撃吸収率を誇るものも存在します。

このような性能の高い物を準備しておけば、もしもの時に子供を落下物から守ってくれるでしょう。

それから、防炎性能を謳っていても実際は燃えてしまうものもあったようです。

頭に被って利用するものなので、燃えてしまう素材でできていたのでは怖くて使えませんね。

 

正直なところ、ヘルメットに比べると防御力は低いと言わざるを得ない感じですね。

防災頭巾は、火の粉を防いだり、ガラス片など軽量の落下物から身を守るためのものと考えておいた方がいいでしょう。

 

防災頭巾の選び方

防災頭巾は命を守る道具なので、性能に関してはしっかりと吟味したいものです。

そこでここからは、どのような防災頭巾を選べば災害から身を守ることができるか考えてみましょう。

 

燃えない素材を選ぶ

まず、防災頭巾選び大切なことは燃えない素材を選ぶことです。

火の粉から身を守るための防災頭巾が燃えてしまっては、かえって危険ですからね。

 

燃えにくい防災頭巾を選ぶためには、「防炎協会認定品」を選べば確実でしょう。

認定品には、専用の認証マークが付いていますよ。

これは、日本防炎協会という機関が防炎性に関して検査している証で、基準を満たしたものだけが認証マークを付けることができます。

検査は、防炎性・事故消火性・難燃性の検査はもちろん、洗濯しても防炎機能が低下しないかという検査まで実施されています。

これなら、もしものときでも防災頭巾がその力を確実に発揮してくれるというわけです。

 

一方、防炎性能を謳っているにもかかわらず燃えてしまうものも中には存在します。

このようなものは、認定品となっていないものがほとんどです。

もしもの時に身を守るものなので、オシャレでなくても性能の高いものを選ぶようにしたいですね。

 

衝撃吸収性能の高いものを選ぶ

防災頭巾の中身は、難燃加工されたポリエステル、難燃綿、難燃フェルトなどで作られています。

そして、中身を構成する素材により衝撃吸収性能が異なります。

防災頭巾は大切な頭部を災害から守るものなので、できる限り衝撃を和らげてくれるものを選びたいですね。

 

中身がウレタンだけの防災頭巾の場合、衝撃吸収性能が低い傾向にあるようです。

また、ウレタンは劣化も早いようです。

ウレタンだけで作られたものは、避けた方が無難ですね。

 

音が聞こえるかどうか確認する

防災頭巾は、首元から頭をすっぽりと覆ってかぶります。

つまり、耳を完全に塞いでしまうということです。

これでは周囲の音が聞こえず、避難中の指示が聞こえなかったり、実に迫る危険を察知できなかったりする恐れがあります。

 

そこで重要となるのが耳穴です。

耳の部分に穴が作られていて音が聞こえるようになっていれば、周囲の状況を把握しながら避難することができるでしょう。

地味ですが、安全に避難するために重要な機能なので、必ず耳穴が付いているタイプの防災頭巾を選ぶようにしてください。

 

背もたれや座布団タイプの防災頭巾カバーは注意

防災頭巾は、通常時は防災頭巾カバーに入れて収納することになります。

そして、防災頭巾カバーは、普段背もたれや座布団として使えるものがほとんどです。

 

ただ、このような形で日常的に利用していると、どうしても身体にあたる部分が傷んできてしまいます。

破れるまではいかなくても、綿が不均一になってしまうことはすぐに想像できますね。

そのため、定期的に防災頭巾の中綿が偏っていないか、破損していないかといったことをチェックする必要があります。

もしもの時に綿が寄ってしまっていては、十分頭を守ることができないですからね。

また、サイズに関してもお子さんのサイズにあっているかどうか定期的にチェックするようにしてください。

 

中には、詰め物が偏らない縫製になっているタイプの防災頭巾もあります。

このようなタイプを選んでおけば、ある程度は安心して保管することができるでしょう。

 

災害時に必須の防災頭巾 まとめ

防災頭巾は意味がないとも言われていますが、きちんとした物を準備すればそれなりの効果は発揮してくれます。

逆に、粗末なものなら被らないほうがマシな場合もあるのです。

もしもの時に命を守る商品ですので、きちんとしたものを準備するようにしてくださいね。