災害への備えとして、食料や水、衛生用品の備蓄を実施する企業が増えています。

ただ、それだけでは不十分です。

災害発生中や非難時に身を守るものや、取り残された人を救助するための物品なども準備する必要があります。

準備に不備があると、もしものときに取り返しのつかないことになる恐れもあります。

そのため、災害対策の備品はモレなく揃えておかなければなりません。

ここでは、災害発生時に必要になるであろう備品をまとめて紹介していきましょう。

 

身の安全を守る避難用品

特に地震が発生した場合、棚からものが落下したり天井が剥がれ落ちたりする危険があります。

そのため、従業員全員分のヘルメットは必ず準備するようにしたいところです。

頭を守ることは、避難する際に最も重要なことです。

落下物が頭に直撃でもしたら、命を落とすことになりかねませんからね。

 

ヘルメットは、災害発生時に手元に無いと意味がありません。

そのため、ヘルメットは従業員に事前に配布して、デスクなどで管理してもらうようにしましょう。

間違っても、備蓄品と一緒に保管なんてしないでくださいね。

 

それから、ホイッスルもヘルメットとセットで準備しておくといいでしょう。

もし部屋などに閉じ込められた場合でも、ホイッスルがあれば簡単に自分の居場所を知らせることができます。

こちらも、しまい込んでいては意味がありませんね。

ヘルメットに取り付けるなどして、一人一人に管理してもらうのがベストです。

 

懐中電灯や指示灯、メガホンは避難するときにあると便利です。

建物から避難する際は、誰かが誘導係となり正しい順路に導く必要があります。

そんな時、指示灯やメガホンがあれば、多くの人に一度に指示を出すことができます。

避難を円滑に終了するために、必要数を準備しておきましょう。

 

逃げ遅れた人を助ける救助用品

災害は、突発的に起こるものです。

そのため、もしかしたら逃げ遅れてしまう人もいるかもしれません。

 

このような場合、救助に向かう必要があります。

その時に備えて、救助用の備品も備えておく必要があるでしょう。

 

まず災害時は、携帯電話などは使えないと考えておいた方がいいでしょう。

そのため、救助に向かった人との連絡手段としてトランシーバーを準備しておくことが望ましいです。

トランシーバーで連絡を取り合っていれば、応援の要請もすぐにできます。

また、途中で二次災害に合わないとも限りませんからね。

救助に向かうときは、情報を共有することも重要になります。

それから、バールやハンマー、ロープなど簡単な道具は準備しておきたいところです。

閉じ込められているということは、ドアが開かなくなっている可能性が高いです。

そんな場合でも、バールやハンマーがあればこじ開けることができるかもしれません。

もちろん、二次災害を防ぐために無理は禁物ですが。

 

災害が発生した際は、負傷した人を運び出す必要もあります。

特に、足を負傷した人を運び出すのは大変です。

 

こんなときに備え、担架も一つ準備しておくといいでしょう。

ハンディタイプの担架なら、場所もとらずに簡単に使えます。

値段も手ごろなので、必要ないと決め付けず準備しておくようにしてください。

 

火災を広げないための消火器

火災が発生した場合は、何よりも優先して対応しなければなません。

放っておくと、一瞬で取り返しのつかない規模に火災は広がります。

被害を最小限にとどめるためには、消火器による初期消火が非常に重要となるのです。

 

ただし、消火器で対応できる火災は、発生から2分以内の初期段階のみとなっています。

炎が天井に届くまで大きくなってしまったら、消火器で消し止めることは不可能です。

このような場合は人命を優先して、直ちに避難するようにしてください。

ちなみに、消火器は建物の規模により設置基準が決められています。

設置義務のない規模の建物もありますが、万が一に備えて少なくとも1本は準備しておくようにしましょう。

 

情報収集に必要な備品

災害発生時は、携帯電話が使えないと思っておいた方がいいでしょう。

そのため、災害の状況を把握するためラジオは準備しておくようにしましょう。

停電になることも予想できるので、電池式のものやソーラー式のもの、手回し式で充電できるものなどを準備するようにしてください。

電池式のものを選択した場合は、合わせて予備の電池も一緒に保管するようにしましょう。

いざというときに電池が切れてしまえば、意味がないですからね。

 

企業が災害に備えておきたい備蓄品 まとめ

災害発生時は、人命を最優先に行動しなければなりません。

今回紹介した物を準備していれば、「準備が足りなくて助けられない」なんて後悔をする心配もないでしょう。

 

もちろん、他にも準備しておいた方がいいものはあります。

ただ、それを言い出すとキリがなくなるので、まずは最低限必要なものだけでも準備するようにしてください。

後は必要に応じて、徐々に買い足していけばいいかと思います。