人為災害とは、人間が引き起こした事故や環境破壊、環境汚染が原因となり発生する災害です。

災害は、自然現象により引き起こされるものだけではありません。

人間の手により引き起こされる災害も、たくさんこの世には存在します。

 

災害には人為的災害がある

人為災害には、非常に多くの種類があります。

人為災害

しかも、局所的なものから広範囲に影響が及ぶものまで、被害の大きさにも幅があります。

ここでは、代表的な人為災害をいくつか紹介していこうと思います。

 

交通事故

交通事故は、最も身近な人為災害と言っても過言ではないですね。

広い意味では列車や船、飛行機の事故も含まれますが、ここでは一般的な自動車や歩行者の事故を指すものとします。

交通事故

自動車による交通事故の原因として最も多いものは、安全確認不足やわき見運転といった運転車のミスによるものです。

事故を未然に防ぐためには、運転に集中し注意深く運転することが必要となります。

 

列車事故

列車は一度に多くの人を運んでいるため、事故を起こすと多くの死傷者を出すおそれがあります。

また、しばらく線路が使えなくなり、非常に多くの人に影響を与えてしまいます。

列車事故

鉄道事故の起こる原因は、車両の不備により発生する事故と、列車と人や車が接触することによる事故の二つに大別されます。

列車事故を起こさないため、鉄道会社も細かくチェックしているのでしょうが、それでも毎年何件か車両が原因の事故は起きています。

 

列車と人との衝突は、ホームへの転落が主な要因となっています。

特に酔っ払いが落ちるケースが多いため、最近ではホームドアの設置が進んでいますね。

 

海難事故

海難事故は、海を航行する船舶が引き起こす事故です。

衝突や沈没だけでなく、座礁や落水も海難事故として起こる可能性があります。

海難事故

海難事故が起きる原因は、主に船員の操縦や判断ミスによるものです。

海上の天候は不安定なため、天候を読み違えただけで大きな事故に発展する危険性があります。

また、船の老朽化や積載重量オーバーにより、事故が起こることもあります。

 

航空事故

航空事故は、飛行機が飛行中に起きる事故のことです。

最も恐ろしいのは墜落ですが、オーバーランや胴体着陸も、火災に発展することもあり非常に危険です。

航空事故

航空事故の8割が、離陸・上昇時と、進入・着陸時に発生しています。

つまり、操縦ミスが関わっているということですね。

実際、航空事故の原因として最も多いものは操縦ミスとなっています。

 

火災

火災も交通事故と同じく、非常に身近な人為災害です。

毎年3万件から4万件も発生していることからも、決して他人事ではない災害と言えます。

火災

火災の原因として多いのは、タバコやコンロといった身近な火によるものです。

ちょっとした油断が大きな火災につながるおそれがあるので、火を扱うときは常に気をつけてください。

 

また、放火も非常に多いので注意が必要です。

火をつけられないよう燃えやすいものを外に放置しない、怪しい人物が近寄らないようセキュリティーをつけるなど、できる対策はいくつもあります。

 

爆発事故

化学工場やガスを扱う現場などで、気をつけなければならないのが爆発事故です。

頻繁に発生するものではありませんが、それでも毎年数件は発生しています。

爆発

爆発するものも色々あるので、原因は発生する爆発事故により様々です。

ただ一つ言えることは、人為的なミスが引金となり爆発事故が起こることがほとんどのようです。

 

遭難

遭難とは、山や海などにおいて、命を脅かすほどの危険に遭遇することを指します。

中高年を中心に登山人口が増え、山での遭難事故が増加傾向にあります。

そうなん

迷って帰れなくなったら衰弱死してしまいますし、崖から転落したら動くことができません。

遭難にも、色々な原因があるということです。

 

遭難事故に合う原因としては、道に迷うことが最も多数を占めています。

山の景色は似ているので、「間違ってない」と考えてしまいドツボにはまっていくようです。

遭難事故を減らすには、登山者が知識と装備をしっかりつけるしか方法はありません。

 

炭鉱事故

炭鉱事故とは、石炭を採掘する坑道で起こる様々な事故のことです。

日本の炭鉱はほとんど機能していないので、炭鉱事故はなくなりつつありますが、かつては様々な災害を発生させました。

炭鉱事故

炭鉱事故では、落盤、ガス突出、ガス爆発、粉塵爆発など様々な災害が発生する可能性があります。

狭い坑道で発生する事故なので、犠牲者が多くなりやすい恐ろしい事故です。

 

石油流出

石油流出とは、石油系の液体がなんらかの事故により自然界へ流出することを指します。

石油流出は、海で発生することがほとんどです。

石油流出

流出した石油は除去するのに非常に時間がかかり、生物や植物に悪影響を及ぼします。

特に水鳥は、羽毛に石油が付着すると動くことが困難になるので、非常に深刻なダメージを負います。

 

石油流出と言うと、石油タンカーの事故を想像すると思いますが、それだけが原因ではありません。

普段の生活で流した石油系の油が、川などに流入することで汚染が拡大することが大きな原因です。

 

化学物質汚染

化学物質汚染とは、有害な化学物質が自然界に流出し環境を汚染することです。

工場廃液や生活排水を、何の処理もなく垂れ流すことにより発生します。

多くの場合、汚染物質が雨などで流されることにより、最終的に海が汚染されることとなります。

化学物質汚染は、汚染された海に住む生物に悪影響を及ぼします。

奇形の魚が出現したり、寿命が短くなったりするのです。

 

また、汚染物質は、生物濃縮により人間に戻ってきます。

汚染された魚などを食べると、高濃度の化学物質を摂取することになり、様々な病気を引き起こします。

 

ただ、最近では化学物質の廃棄に関する法律が厳しくなっているので、基本的には化学物質汚染は減少しています。

 

原子力事故

原子力事故は、放射性物質や放射能に関係する事故のことを指します。

原子力関連施設で事故が起こっても、放射性物質や放射能が全く漏れることがないなら原子力事故とはなりません。

目に見えない放射性物質が外部に放出されると、人々にガンのような重大な病気を引き起こす危険があります。

また、浴びた放射線量があまりに多いと、数日で命を落とすことにもなります。

 

最近発生したものですと、東日本大震災に伴った福島第一原子力発電所の事故が甚大な被害をもたらしました。

一度発生してしまうと、周辺に近寄ることができなくなる場合もある非常に大きな災害です。

 

テロ

テロとは、政治的な目的を達成するために、暴力による脅迫をする行為です。

恐怖を政治的な目的に利用するため、過激な暴力を行うことがほとんどです。

たとえば、爆発を起こす、要人を誘拐する、要人を暗殺する、公共交通機関を破壊する、無差別殺人を起こすといったことが考えられます。

アメリカで発生した同時多発テロでは、非常に多くの犠牲者が出てしまいました。

 

テロは、日本だけでなく世界中の国々の問題です。

国際社会が一丸とならなければ、テロを撲滅することは難しいでしょう。

 

人為災害は自然災害よりも被害が拡大する恐れがある

このように、人為災害と言っても様々な規模の被害が考えられます。

中には、テロのように悪意を持って被害をもたらすものもあるので、全てをなくすことは非常に難しいです。

 

ただ、火災や交通事故といった身近なものなら、あなたの注意で防ぐこともできます。

自分が人為災害を引き起こさないよう、注意を払って生活するようにしてください。