災害は、いつ起こるか全く予想できません。そのため、避難する時も慌ててばたばたすることがほとんどでしょう。
急いで防災バックを持って避難したけど、「あれがないこれがない」なんてことになるかもしれません。
そんな時でも、ちょっとした工夫でない物を補うことができます。
ここでは、避難所でもしもの時に役立つ、手作りの防災セットを8つ紹介していきましょう。
防災グッズ 紙マスク
避難所は、普段あまり使われていない公民館などの場合もあるため、もしかしたらほこりっぽい可能性もあります。
そんな場所でマスクを準備し忘れていたら、体調を崩してしまいかねません。
そこで活用できるのが、紙で作るマスクです。
キッチンペーパーのような厚手で柔らかい紙と、輪ゴム、ホッチキスがあれば簡単に作ることができます。
できれば、キッチンペーパーで作るのがベストです。
しかし、緊急時にキッチンペーパーを持ち出していることの方が稀でしょうから、ウェットティッシュを乾かすなどして代用してください。
防災グッズ ポリ袋防寒着
地震が発生して慌てて飛び出てきたため、思ったより外が寒かったなんてこともあるかもしれません。
そんな時は、大きなゴミ袋を防寒着の代わりとして活用するといいでしょう。
首と腕の部分3ヶ所に穴を開ければ、Tシャツのように着ることができます。
また、身体に巻きつけるだけでも寒さを和らげることができるでしょう。
ポリ袋は風を通さないので、意外と温かく寒さを防ぐことができます。
それから、ポリ袋で作っているためカッパの代わりとしても使えます。
急な雨に見舞われても、ポリ袋があればなんとかしのげますね。
カッパにする場合は、以下の動画のように切って作れば見た目もバッチリです。
[youtube id=JEuVcGNpOt0]
防災グッズ 簡易ランタン
災害発生時は、停電する可能性が高いです。
それに備えて懐中電灯は準備しているでしょうが、懐中電灯はポイントを照らすものなので周囲を広範囲に明るくするには不向きです。
ところが、懐中電灯にちょっと工夫を加えるだけで、周囲を明るく照らすランタンに変身することができます。
その方法は、ライトに水の入ったペットボトルを乗せる、またはライトにビニール袋を被せるという方法です。
水や袋が光を乱反射させるので、広い範囲を照らすことができるようになります。
防災グッズ ツナ缶ランプ
懐中電灯以外で明かりを確保する方法として、ツナ缶をランプにする方法があります。
作り方はいたって簡単。
ティッシュをひも状にして、ツナ缶のオイルに浸すだけです。
後はティッシュに点火すれば、ろうそくのように1時間程度燃え続けてくれます。
最初は大きな火が出るので、気をつけて点火するようにしてくださいね。
燃え終わった後のツナは、もちろん食べられます。
余分な油がなくなっているので、むしろ食べやすくなっているかと思いますよ。
ただし、火を使うので取り扱いには十分注意が必要です。
余震が続いているような状況なら、火事の原因となりかねないので絶対に使ってはいけません。
もちろん室内なら、換気することも必要です。
防災グッズ 新聞紙スリッパ
避難所が土足禁止の場合、はだしで歩き回るのは何かと危険です。
しかし、防災セットにスリッパを用意していることはあまり無いかと思います。
そんな時に役立つのが、新聞紙で作るスリッパです。
1足分のスリッパを作るには、新聞紙サイズの紙が最低2枚必要になります。
もちろん、枚数を増やせば増やすほど丈夫なものを作ることができますよ。
作り方は、以下の動画が分かりやすいので参考にしてみてください。
[youtube id=ahFG4bkR0U]
防災グッズ 簡易水タンク
水は避難生活で欠かせないものなので、常に近くに用意しておきたいものです。
そんな時に便利なのが簡易水タンク。
水タンクを作っておけば、何度も水を汲みに行く手間を省くことができます。
作り方は、ダンボールにビニール袋を入れるだけです。
できれば、袋は二重にしておいた方が水漏れを防ぐことができるでしょう。
ダンボールのサイズによっては、赤ちゃんのお風呂として使うこともできますよ。
防災グッズ 簡易シャワー
災害発生時は、水は貴重な資源となります。できる限り節約して、少しずつ使わなければなりません。
そんな時は、簡易シャワーが活躍します。ペットボトルのふたに穴を開けるだけで、手軽なシャワーを作ることができるのです。
シャワーなら水が少しずつ出てくるので、不必要な水を使う心配がありません。
はじめは穴を一つだけにしておき、必要に応じて増やしていけば節水効果を高めることができるでしょう。
防災グッズ 紙食器
新聞紙などを丸い形に折り、ラップやアルミホイル、ポリ袋などを被せれば簡易的な食器の完成です。
また、ペットボトルを半分に切っても、お皿の代わりにできますね。
このような食器を使えば、ラップやアルミホイルを捨てるだけで後片付けが済みます。
食器を洗う必要がないので、貴重な水を節約することができるというわけです。
お皿を準備していたとしても、ラップなどで包んで使い、水は節約するようにしたいところです。
防災グッズがなくても応用できる
今回紹介したように、防災用品が足りない場合でも工夫次第で何とかなる場合が多いです。
ただ、あくまで緊急用の手段なので、きちんとしたグッズを準備しておくに越したことはありません。
不便な生活を強いられないためにも、日頃からきちんと備えておいてくださいね。