地震はいつ発生するか予測できません。

そのため、電車内で被災することも想定して、対応を考えておくことも重要な防災対策となります。

 

2018年に発生した大阪北部地震も、朝の通勤ラッシュ時に発生しました。

このように、電車に乗って移動している最中に、地震に合う可能性は十分考えられます。

地震 電車

では、電車に乗っているときに地震が発生したらどう行動すべきなのでしょう。

ここでは、電車に乗っている最中に地震が発生したときの危険や、その対応について紹介いこうと思います。

 

地震を感知すると電車は緊急停止

走行中の電車は、地震を感知した際に緊急停止する仕組みになっています。

緊急停止は送電をストップして行う場合が多いので、空調も同時に止まると考えておきましょう。

 

新幹線では、地震発生から非常ブレーキの作動まで約3.6秒程度と言われています。

そのため、揺れを感じた瞬間、身を守る体勢を咄嗟に取ることも必要です。

緊急停止ボタン

揺れを感じたら、緊急停止に備えて乗客は転倒や衝撃に備えなければなりません。

立っているなら、つり革や手すりをしっかり握って転倒しないように備えましょう。

 

また、できることなら姿勢を低くし、カバンなどで頭を守るとより安心です。

もしかしたら衝撃で、広告を止める金具などが落下してくるかもしれませんので。

 

脱線や横転の心配は?

走行中の電車が地震に合うと、まず心配されるのが脱線や横転です。

強い揺れにより、走行中の電車が脱線して衝突してしまうと大きな事故に発展してしまいます。

 

ただ、先ほど紹介したように、最近の電車は揺れを感知すると緊急停止するようにできています。

そのため、脱線による衝突はそこまで心配しなくても大丈夫です。

 

もし、脱線や横転の危険がある時は、とにかく転倒しないように踏ん張る必要があります。

勢いよく転倒して誰かにぶつかると、それだけで大きな怪我につながるおそれもあります。

脱線

最悪の場合は、人がドミノ倒しになり圧迫死なんてことにもなりかねません。

もちろん限界はあるでしょうが、転倒は非常に危険と憶えておいてください。

 

電車内に閉じ込められたらどうする?

地震の影響で電車が停車すると、社内に長時間閉じ込められる恐れがあります。

特に震度5強以上の地震が発生した場合は、ほとんどの鉄道会社で徒歩点検が行われます。

 

そのため、運転再開まではかなり時間が必要になってしまうのです。

そんな時、電車内でどのように行動すべきでしょうか。

電車 閉じ込め

乗務員の指示に従う

あまりに長期間閉じ込められると、イライラすることもあるでしょう。

しかし、乗務員の指示には必ず従わなくてはいけません。

一人一人が勝手な行動を取ってしまったら、収拾がつかない事態になってしまいます。

そうなると、避難も運転再開も遅れてしまい、自分の首を自分で締めることになるだけなのです。

 

特に、勝手に車外に出ることは大変危険なので絶対にやってはいけません。

線路脇には高圧電線が設置されているので、感電するおそれがあります。

 

また、停車できていない車両に轢かれるおそれもあります。

自分の命を守るためにも、乗務員の指示に従って避難するようにしてください。

電車閉じ込め1

 

換気を十分行う

それから、停車中の電車内では換気が必要になります。

地震の影響で送電が停止した場合、空調も止まってしまうので、夏場なら気温が急上昇し熱中症になる危険があります。

また、特に満員電車なら酸素も薄くなってしまいます。酸素は目に見えないので、油断していると乗客全員が気分が悪くなるおそれもあるのです。

 

そこで、緊急停止時は、多少寒くても喚起のために窓を開ける必要があります。

電車の窓は、必ずいくつか換気用に開けられるようになっています。このことを憶えておき、もしものときでも窓を開けることができるよう備えてください。

窓換気

電車内に閉じ込められたときにあると便利なグッズ

地震による緊急停止では、電車内に長時間閉じ込められることが予想されます。

そのような事態に備え、防災ポーチを準備しておくと安心です。

 

中でも特に必要となるのは、食料と飲み物です。東日本大震災の時は、最大12時間も新幹線に閉じ込められたケースもあるようです。

そのような事態になったとしても、お菓子や水を持っていればなんとか飢えをしのぐことができます。

特に飲み物がないと脱水症状の危険もあるので、常にペットボトルを1本カバンに入れておきたいところです。

 

それから、スマートフォンのポータブル充電器も持っていると安心です。

電車内に閉じ込められているとき、自分の安全を家族に知らせたり、情報を収集したりと何かとスマホは使用します。

防災アプリ goo防災

しかし、連続して使用しているとすぐに電池が切れてしまいますね。

ポータブル充電器があれば、ある程度安心して連絡や情報収集をすることができるというわけです。

 

地震の際、電車の中にいた時の注意点

電車内で地震が起きた際は、まず落ち着いて行動することが不可欠です。

一人が取り乱してしまうと、余計なパニックを引き起こしかねないのです。

 

緊急停止さえしのいでしまえば、ある意味電車内は安全といえます。

無事に帰還するためにも、落ち着いた行動を心がけてくださいね。