企業が抱えるリスクとして、建築物の欠陥ということも考えられます。

工法や材料、設備などのどこかに欠陥があれば、地震が発生した際にそこで働く人や生活する人を危険にさらしてしまうおそれがあります。

 

BCJ評定で欠陥がないか確認する

ただ、建築物が正しく作られているかどうかなんて、普通の人では分かりませんよね。

そこで使えるのが、一般財団法人日本建築センターが実施しているBCJ評定です。

BCJ評定を活用すれば、中立的な立場にある第三者によって、建築物の設計や施行を評定してもらうことができます。

 

一般財団法人日本建築センターとは?

一般財団法人日本建築センターは、建築に関する技術などを評定するために昭和40年に設立されました。

国土交通大臣による指定確認検査機関などにも認定されている、信頼性の高い機関です。

 

一般財団法人日本建築センターの主な事業内容は、建築物や建築材料などの技術審査や評価です。

長年にわたって培われた豊富な経験や技術力を活かし、質の高い技術審査や評価サービスを提供しています。

また、国が認可した審査機関なので、公正かつ中立な立場での審査という点でも安心できます。

 

BCJ評定とは?

BCJ評定は、建築基準法や技術的基準と照らし合わせて、建築物の工法や部材、設備、建築計画を評価するための方法です。

取引先に提出する技術資料や、建築の妥当性を判断する技術的根拠として活用されています。

ちなみにBCJとは、一般財団法人日本建築センターの略称です。

 

BCJ評定には、審査を行う対象に応じていくつかの種類に分かれています。

必要に応じて、適切な評定を受けるようにしてください。

 

BCJ評定の種類

一般財団法人日本建築センターが行うBCJ評定は、評定対象に応じて4つの種類に分かれています。

ここからが、それぞれの評定内容について詳しく見ていきましょう。

 

・工法、部材、設備等評定

工法、部材、設備等評定は、建築基準法に適合した建築物かどうかを評定するために実施する審査です。

建築物の工法や材料、部材、設備の性能などが、法に準拠しているか調べます。

調べる内容としては、高強度せん断補強筋の設計・施工指針、露出柱脚設計指針、組立鉄筋など様々です。

 

・建築計画等評定

建築計画等評定も、建築基準法への適合性を評価するための審査です。

こちらは、建築物の建築計画が妥当かどうかを調べます。

調べる内容としては、既存天井の落下防止や津波避難ビルなど、多彩な建築計画に対応しています。

 

・建築防災計画評定

建築物の構造や条件を理解し、効果的な防災対策が実施されているかを審査します。

建築物の防火計画や、避難に関する計画が妥当かどうかを調べます。

 

・浄化槽試験

建築物に取り付けている浄化槽が、適正な処理性能を持っているかを審査します。

し尿や排水を適正に処理するために必要になります。

 

BCJ評定の審査手続きの流れ

審査を受けるには、まず事前相談を受ける必要があります。

法的取扱いや評価基準など、どのような内容でも気になることはこの段階で相談できます。

企画や開発など早い段階でも相談できるので、まずは相談することを検討してください。

 

事前相談後に審査の必要性を感じたら、審査の受付を行います。

受付には、評定申込書と資料が必要になります。

 

受付まで済んだら、後は審査が実施されます。

審査は部会審査と委員会審査に分かれており、公正な審査が行われます。

審査が終了すると、評定書が発行されます。

 

標準的な審査の流れは、以上の通りとなります。

ただし、案件の内容や審査の難易度によっては、受付審査が追加されることもあります。

また、審査の簡略化ができそうなケースでは、部会審査が省略されスピーディーな審査にも対応しています。

 

BCJ評定の活用法 まとめ

このように、一般財団法人日本建築センターが厳正な審査を実施しているため、建物は安全性を確保できています。

さらに防災計画の評定も実施されているので、非難計画に不安がある場合などは一度相談してみるのもいいかもしれませんね。