人間が引き起こす人為災害で、最悪なものが戦争です。

国家レベルの大きな集団が、自衛や利益を確保するために武力を行使することで引き起こされます。

過去に幾度となく戦争は発生していますが、原始的で暴力的なレベルの低い紛争解決手段であるといえます。

 

戦争で起こる災害

ひとたび戦争が発生すると、物的被害・人的被害を直接引き起こすだけでなく、飢餓、疫病、難民を大量に発生させます。

戦争

これは、戦争で様々な兵器が使われるためです。

ここでは、戦争によりどのような災害が発生するか考えていきましょう。

 

武力攻撃

武力攻撃は、日本に対する外部からの直接的な攻撃を指します。

国民の保護に関する基本指針では、4つのパターンを想定し措置の実施の注意点を明記しています。

武力攻撃

着上陸侵攻

着上陸侵攻は、艦船や航空機で地上部隊を輸送し、国土に上陸して行う侵攻形態です。

国土に上陸するため、沿岸部や沿岸部に近い空港が攻撃目標となりやすいです。

着上陸侵攻を防ぐには、沿岸地域や着陸地点、海岸地域で対処する必要があります。

着上陸作戦

 

弾道ミサイル攻撃

弾道ミサイルは、非常に長い射程をもつ兵器です。

国土に近づくことなく攻撃することが可能なので、発射を防ぐことは非常に困難です。

弾道ミサイル

さらに、発射された段階では、攻撃目標の特定も困難です。

弾道ミサイルから国土を守るためには、着弾する前に打ち落とすしか手がありません。

 

ゲリラ、特殊部隊による攻撃

武装したゲリラや特殊部隊が国土に侵入し、重要施設の破壊や要人の暗殺が引き起こされます。

原子力発電所などが狙われると、大きな被害に拡大するおそれもあります。

ゲリラ

ゲリラや特殊部隊からの攻撃を防ぐには、早期の発見と捕獲が不可欠となります。

 

航空攻撃

航空攻撃は、戦闘機からの爆弾の投下や機銃での攻撃を指します。

攻撃の兆候を察知するのは比較的簡単ですが、攻撃目標を特定するのは困難です。

航空攻撃

航空攻撃を防ぐには、未然に敵の戦闘機を撃墜するしかありません。

 

NBC災害

NBC災害とは、「核:Nuclear」「生物:Biological」「化学物質:Chemical」による特殊災害です。

戦争だけでなく、テロや事故など幅広い場面で使われる言葉です。

戦争においては、核兵器、生物兵器、化学兵器が使われることにより発生します。

NBC災害

日本で発生した事例としては、広島・長崎への原子爆弾の投下がまず挙げられます。

その他、化学兵器としては、松本サリン事件や東京地下鉄サリン事件が代表的ですね。

兵器ではありませんが、O157の集団発生は生物災害としてNBC災害に分類されます。

 

ひとたび発生すると、収束には専門的な知識が必要になるため対応は困難を極めます。

通常の災害対応だけでなく、診療に携わる人の防護や患者の除染も必要です。

 

CBRNE災害

CBRNE災害とは、「化学物質Chemical」「生物:Biological」「放射性物質:Radiological」「核:Nuclear」「爆発物:Explosive」による特殊災害です。

NBC災害の核から放射性物質を分け、さらに爆発物のリスクを加えました。

近年のテロの増加により、NBC災害よりも一般的になりつつあるようです。

CBRN災害

CBRNE災害の対応にも、特殊な装備や高度な専門知識が不可欠です。

被害の収束に非常に時間がかかることもある、恐ろしい災害になります。

 

武力攻撃原子力災害

武力攻撃原子力災害とは、原子力発電所が武力攻撃の標的として狙われ、放射性物質による被害が発生する災害です。

原子力発電所が破壊されれば、原子爆弾以上の放射性物質が流出するので、被害が広範囲に広がるおそれもある非常に危険な災害です。

武力攻撃

武力攻撃原子力災害を防ぐには、原子力発電所を攻撃から守るしか手はありません。

そのため、原子力発電所の監視や警備は強化されていて、怪しいものが侵入できないようになっています。

また、無聊攻撃の兆候があれば、ただちに警戒態勢がとられます。

 

戦争が起こると被害は甚大

戦争がひとたび引き起こると、様々な災害で多くの命を失うことになります。

その上、なにも生み出すことはないので、絶対に引き起こしてはならないものです。

二度と戦争が起こらないよう、平和な世界になることを願っています。