大きな災害は、道路や建物なども破壊してしまいます。

道路の崩壊や建物の倒壊により、ライフラインとなる道路が寸断されてしまうと、思うように救助活動もできません。

 

だからといって、ゆっくり道路の復旧なんてしている場合ではないですよね。

怪我をした人の救助が遅れたら死に至る恐れもありますし、孤立して避難ができない人は毎日不安でしょう。

 

災害時に防災ヘリが大活躍

そんな状況で活躍するのが防災ヘリです。

たとえ道路が使えない状態になったとしても、空からなら被災者の方々を救助することができます。

ここでは、そんな防災ヘリの基礎知識を紹介していこうと思います。

防災ヘリ1

防災ヘリとは?

防災ヘリは、総務省や都道府県、消防機関などが所有する、防災活動を行うためのヘリコプターです。

大規模な災害が発生した際は、救助や救急活動など幅広い活躍をみせます。

 

似たようなものにドクターヘリがありますが、こちらは救急に特化しています。

医師や看護師が同乗しており、搬送中も救命活動を実施します。救急車のヘリコプター版のようなものですね。

防災ヘリ2

大きな災害が発生した際は、どちらのヘリも命を守るために活躍します。

実際、東日本大震災においても活躍し、多くの命を救っています。

 

防災ヘリが活躍するシーン

防災ヘリと聞くと、多くの人が要救助者を救助するシーンを想像するでしょう。

もちろん救助は、防災ヘリの大切な役目の一つです。

 

ただ、それだけではないところが防災ヘリの凄いところ。

ここからは、防災ヘリがどのような活躍を見せるか紹介していきましょう。

 

空からの救助活動

防災ヘリの最も主な活動が、空からの救助活動です。

洪水で逃げ送れて屋根に取り残された人や、高層ビルの上階に取り残された人も防災ヘリなら救えます。

地上からの救助が困難な人にも対応できるのが、防災ヘリの最大の強みですね。

防災ヘリ3

さらに防災ヘリは、道が寸断されても問題ありません。

なので、道が寸断されて孤立してしまった、山間部の方々を救助することも可能です。

 

空中でホバリングできるヘリコプターなら、着陸場所も必要ありません。

幅広いシチュエーションに対応できるのも、防災ヘリの強みといえるでしょう。

 

1分1秒を争う救急活動

大きな災害が発生すると、必ず怪我をする人が出てきます。

中には重傷を負ってしまい、命の危機に瀕している方もいるでしょう。

 

そんな状態にあっても、道路が寸断されては救急車が駆けつけることができません。

そこで、防災ヘリの登場というわけです。

防災ヘリ4

実は防災ヘリには、救急車と同等の救急救命設備を搭載することができます。

もちろん救急救命士が同乗して、救命措置を行うことも可能です。

ドクターヘリと同じ役割も、担うことができるのですね。

災害発生時は、最も頼りになるヘリといっても過言ではないでしょう。

 

空からの消火活動

防災ヘリの仕事は、被災者を運ぶだけではありません。

大規模火災の時には出動し、空から消火活動を行うこともあります。

 

特に山火事が発生したときは、ヘリでなければ近づくことができません。

山火事を鎮火するには、防災ヘリの活躍が不可欠なのですね。

防災ヘリ5

他にも、最近では高層ビルの火災でも活躍しています。

消防車では届かないほど高い位置の火事でも、防災ヘリなら対応することができますからね。

 

上空からの情報収集

大規模な災害が発生した際、広範囲の被災状況を把握することがまず重要になります。

なぜなら、被災状況が分からなければ、どのように救助体勢を整えればいいか検討がつかないからです。

被災状況を正確に把握し、被害の大きなところに人員を多く配置するなど、無駄のない救助活動が非常事態には不可欠なのです。

防災ヘリ6

この広範囲の情報収集という面でも、防災ヘリは活躍しています。

災害発生後、空から災害状況を撮影し共有することで、正確に被害の状況が把握できます。

 

推測だけでなく生の情報が手に入るので、判断ミスをする可能性も少なくなります。

迅速な救助活動を実現するためにも、防災ヘリは活躍しているのです。

 

救援物資の輸送

救助者を全員助けた後も、防災ヘリは活躍します。

救助で被災者を運んだ次は、被災者のために救援物資を輸送します。

 

道路が寸断されると、食料などの供給もストップします。

そのままの状態にしておくと、被災者の方々が飢え死にしかねないのです。

 

そこで、空から食料や水など生きていくために必要な物を輸送していきます。

防災ヘリは、被災後の生活を支えるためにも活躍するのですね。

 

災害時は防災ヘリが大活躍

このように、災害発生時は防災ヘリが大活躍します。

ただ、その活躍は、ヘリがあるからではありません。

 

災害時にきちんと正確に操縦できるよう、日々訓練をしている方がいてこそ災害時に活躍できるのです。

災害時以外は活躍しないかもしれませんが、そういう人のおかげで安心して暮らせるのです。

きちんと感謝したいものですね。