日本は地震の多い国なので、小さな頃から地震を想定した訓練を受けてきています。

そのため、地震が起きればどのように行動すべきか、ある程度把握している人がほとんどです。

 

地震から身を守るためには?

しかし、その常識は本当に正しいのでしょうか。

実際、地震の際に取るべき行動はシチュエーションにより異なるため、昔の知識がそのまま通用するとは限りません。

場合によっては、身を危険にさらす結果になるおそれもあるのです。

 

そこでここでは、地震から身を守るために取るべき行動の新常識を紹介していこうと思います。

 

時代の流れにより身に危険が及ぶおそれのある常識とは?

技術の進歩や生活の変化により、昔の常識が変わってしまったケースもあります。

安全のために取るべきとされていた行動が、今ではかえって危険性を高めることになるおそれがあるのです。

 

ここでは、昔は安全と思われていた常識うち、危険性が高まってしまったものを紹介していきましょう。

 

揺れを感じたら真っ先にコンロを消す

地震の二次災害として、最も怖いのが火災です。

阪神淡路大震災では、地震による火災が広がった結果、被害が拡大してしまう結果となりました。

そのため、「まずは火を消す」というのが、地震が発生した際の常識と言われています。

 

しかし、最近のコンロは、揺れを検知すると自動でストップするように作られています。

そのため、あなたが危険を犯してまで火を消す必要はほとんどないのです。

 

もちろんすぐに火を消せるところにいたのなら、消すに越したことはありません。

しかし、少し離れた場所にいる場合などは、無理に火を消さずに自分の身の安全を優先してください。

 

トイレは安全

トイレは柱に四方を固められているため、強度が高く地震が起きても安全な場所と言われていました。

確かに、倒れてくるものもほとんどありませんし、柱があるなら安全なように思えます。

 

しかし、最近の家では、トイレに柱が入っていないケースが多くなってきています。

柱がないので当然強度が高いとは言えず、あまり安全とは言い難いケースが増えているのです。

 

さらに、トイレは狭い密室です。

ドアに物が倒れて閉じ込められてしまえば、どうすることもできなくなります。

これらのことから、トイレが安全という常識は通用しなくなっているのです。

 

地震を感じてどこかに逃げる余裕がある場合は、トイレではなく玄関が最適と最近では言われています。

玄関なら倒れてくるものも少なく、揺れが収まるとすぐに屋外に逃げることができるからです。

玄関を安全な避難場所とするために、背の高い家具などは置かないようにするとより良いですね。

 

地震が少ない地域だから安心

「ここら辺は地震の少ない地域だから大丈夫」と考えている方も中にはいるかもしれません。

確かに近年の地震だけ見ると、地震が多発する地域にはバラツキがあるように見えます。

 

しかし、地震は数百年という単位で地殻が変動したり火山が活動したりして起こる自然現象です。

人の記憶に残っている100年ほどの記憶だけでは、地震が少ない地域と過信するのは危険なのです。

実際、日本のどの地域においても、震度5を越える地震は発生しています。

 

地震が少ない地域は存在しないので、全ての人が防災意識を高める必要があります。

 

危険を増やす可能性のある行動

間違いというわけではありませんが、場合によっては危険を増やすおそれのある行動もあります。

安全のためと思って取った行動が、かえって危険を増やしたら本末転倒になります。

 

自分や周りの人の安全を確保するためにも、危険な行動を覚えておいてください。

 

揺れが続く中、子供に声をかける

地震は突然発生するので、子供と離れた場所で被災すること可能性も高いでしょう。

そんな時、ついつい子供の安否が心配で声をかけたくなる気持ちは分かります。

しかし、子供にむやみに声をかけると、かえって危険にさらしてしまう可能性があるので注意が必要です。

 

子供にむやみに声をかけると、無理してでも親の元に移動しようとするおそれがあります。

揺れの中移動させてしまうと、家具の下敷きになったり落下物で頭を打ったりする危険性が高まってしまうのです。

 

そこで、まずは自分の安全を確保し、揺れが収まり次第安全を確認するようにします。

親がいなくても咄嗟に子供が避難行動を取れるよう、日頃から逃げ込む場所を確認しておくことも大切です。

声をかける場合は「大丈夫?」などではなく、「机に隠れて」などと具体的に指示を出すようにしてください。

 

机の下へ隠れる

小学生の頃、避難訓練では必ず机の下に隠れました。

学校ではこれが正しい避難行動なのですが、全ての場所で当てはまるわけではないので注意が必要です。

 

特にキッチンのような大きな家具が多い場所の場合、机の下に隠れると倒れた家具で閉じ込められるおそれもあります。

このようなケ場所では、なるべく家具の少ない部屋に逃げ込むことがベストな選択となるのです。

咄嗟に正しい行動を取るためには、家の避難経路を事前に確認しておくことも重要なこととなります。

 

地震から身を守る新常識 まとめ

昔は正しいと信じられていた避難行動も、時代の流れと共に変化してきています。

もしもの地震の際に安全を確保するためにも、最新情報を仕入れておくことも非常に重要となるのです。

この記事もぜひ参考にして、地震に備えるようにしてくださいね。