医療事故は、医療に関わる現場で発生する事故のことです。

人の命を預かる現場で起こるミスなどが該当し、発生すると人の命を奪う可能性もある恐ろしい災害です。

医療事故1

医療事故は、医療の現場で働く方々に細心の注意を払ってもらうしか防ぐ方法はありません。

ただ、何の知識もないと、こちら側からミスを指摘することも難しいでしょう。

そこでここでは、考えられる医療事故を色々とまとめてみました。

 

手術過誤

手術過誤は、手術のなどの過程でミスが起こり患者に不利益が生じる災害です。

手術だけでなく、内視鏡の操作ミスなども手技過誤として含まれます。

患者が死亡したり重度の後遺症が残ったりするケースも考えられる、非常に重大な医療事故といえます。

医療事故2

手術過誤は、ミスを立証するのが難しいです。

医師が雑な対応をしたとしても、患者は確認することが不可能に近いからです。

さらに、意志が最善を尽くしたとしても、患者の状態によって傷口が広がるようなこともあるかもしれません。

 

手術の際は、医師の説明をきちんと受け信頼できる医師を選択することが必要になるでしょう。

 

注射ミス

注射ミスで起こりえる事故は、薬剤を間違えることばかりではありません。

注射針で神経を損傷してしまうということも、注射ミスでは起こり得ます。

薬剤を間違えた場合、薬剤の種類によっては身体に甚大な被害を及ぼすでしょう。

また、神経を損傷してしまうと、しびれがなどの後遺症が残ることも考えられるのです。

 

注射ミスは、患者側からはほとんどなにも対策ができません。

神経の損傷に関しては、針を刺した瞬間に関係のない指先に痛みやしびれが出るので、その場で相談するようにしてください。

 

輸血ミス

輸血ミスは、血液型の違う血液を輸血してしまうことで起こります。

輸血ミスは死に直結する恐ろしい医療事故で、絶対に防がなくてはならないものです。

 

患者側からできる、輸血ミスに対する対策は何もありません。

医師や看護師が、血液型のチェック体制を整え、ルールを徹底的に守ることでしか防ぐことはできないのです。

 

薬の間違い

処方するべき薬を間違えたり、処方する薬の用量を間違えたりすることも医療事故として起こり得ます。

薬は見た目が似ているものが多く、種類も多いためミスが発生しやすい医療事故といえます。

ただ、薬の種類によっては死に至ることも考えられるので、甘く見ることはできません。

医療事故3

最近では、処方された薬の説明も同時に発行してもらえます。

飲む前にきちんと確認し、説明と違うものや症状と関係なさそうなものがあれば薬剤師などに相談するようにしてください。

 

知識不足

医師や看護師の知識不足により、引き起こされる医療事故もあります。

医師も全ての症状に精通しているわけではないので、専門外のことなら間違った判断を下すおそれもあります。

 

大きな病院だからといって、安心できるものでもありません。

色々と説明を受け、納得できる治療を受けるようにしてください。

 

説明義務違反

医師は、医療を提供するにあたり、適切な説明を患者に行う義務を負っています。

適切な説明というのは、病気や怪我の現状や実施する予定の治療方法、治療に伴うリスク、選択ができる他の治療法などです。

 

この説明義務を果たしてもらわないと、患者が適切な治療を受けているのか判断することができません。

場合によっては治療による副作用が問題となり、責任の所在でトラブルになることも考えられるのです。

 

そのため、医師からの治療を受ける際は、きちんと説明を聞かなければなりません。

医師はきちんと説明しているのに聞き流してしまっては、あなたに責任が降りかかることも考えられます。

 

管理監督ミス

管理監督ミスは、病院が患者を管理する上で発生するミスのことです。

たとえば、患者がベッドから転落したり、階段で転倒したり、食べ物をのどに詰らせたりすることが管理監督ミスに該当します。

大怪我や最悪の場合は死につながることも考えられるので、見過ごせない医療ミスということができるでしょう。

医療事故4

病院で働く人も、患者一人一人を常に見ているわけではないので、全てが医療ミスとは言い切れないのが現状です。

ただし、明らかに医師や看護師がいる中で事故が起これば管理監督ミスとなるでしょうから、事故発生した場合は状況を記録しておくことが大切なこととなります。

 

診断、治療の遅延

診断や治療の遅延は、病院で待たされるといったころではありません。

レントゲンのような検査で異常個所を見落としたり、必要な検査を省いてしまったりすることで、病気の発覚が遅れることを指します。

 

発覚が遅れれば病気が進行してしまうので、治る病気が治らなくなってしまうおそれもある医療事故となっています。

 

「体調が悪く検査してもらったのに、特に問題ないといわれた」「ただの風邪といわれたけど納得できない」という場合は、病院を替えて検査してもらうことも視野に入れるといいでしょう。

大きな病院なら設備も揃っているため、小さな病気の種も見つけられる可能性が高まります。

医療事故5

転医、転院義務の怠慢

医師は、自分の専門以外の患者が来院したり、自分の病院の設備で対応できない患者が来院した場合、適切な医療機関に転医させる義務を負っています。

 

この義務を意志が果たさないと、患者は適切な治療を受けることができず病気を治すことができません。

治療が遅れれば、最悪の場合死に至る重大な医療事故です。

 

医師も万能ではないので、どのような症状でも同じ病院に行くのは考え物です。

症状と対策を医師とよく相談して、自ら転院した方がいいのか聞いてみたほうがいいこともあるでしょう。

 

いつでも起こりうる医療事故を未然に防ぐためには

医療事故は、患者側からはほとんど対策のしようがない災害です。

 

できることといえば、できるだけ信頼性の高い医療機関を選ぶ、説明をしっかり聞いて自分で判断する力をつけるということくらいですね。

一歩間違えれば、取り返しのつかないことにもなりかねないので、病院選びはきちんと精査するようにしてくださいね。