災害発生時は、慌ててしまい適切な行動ができなくなってしまうものです。

そこで役に立つのが避難訓練です。事前に避難経路や、消火手順などを確認しておくことで、もしものときでも慌てず適切な行動が取れるようになります。

学校に通っていたころに、誰しも経験したことがありますよね。

しかし、特に中小、零細企業ではあまり実施されていないのが現実です。

なかなか時間も取れないから、実施に踏み切れないというわけです。

 

当然、もしもの時を考えると訓練は実施しておくべきです。

そこでここでは、最低限実施すべき訓練を4つ紹介していこうと思います。

 

避難訓練で避難経路を確認する

まず実施すべきなのは、避難訓練でしょう。

非常口などの場所を確認しておかないと、もしものときにどこに行けばいいのか分からなくなります。

 

避難場所についても、それぞれがバラバラでは安否確認もできません。

避難経路と集まる場所を確認するために、避難訓練は必要です。

また、避難経路に邪魔なものがないか確認するきっかけにもなります。

何気なく置いている物が、いざ避難してみると邪魔になることはよくあります。

こうした邪魔な物を取り除いておくためにも、避難訓練は非常に役立つのです。

 

それから、避難すべきか判断するのも重要な訓練です。

何でもかんでも避難すればいいというわけでもありません。

 

場合よっては、オフィスに留まっていた方が安全な場合もあるのです。

避難するかどうかの判断については、事前にフローチャートにしておくといいでしょう。

そして、もしものときでもすぐに確認できる場所に設置しておくようにします。

 

火事を未然に防ぐ消火訓練

火災は、出火した後の2分間が重要と言われています。

なぜなら、消火器などを使い自力で消火できるのが、2分以内だからです。

そのため、万が一のときに素早く消火できる訓練をしておくことは必須と言えます。

消火訓練で必要なことは、まず消火器の使い方を知っておくということです。

安全ピンを抜きレバーを握るだけですが、実際にやったことがあるのとないのでは、大きな差が生まれます。

最近は、練習用の何度も使える消火器も販売されているので、できれば従業員全員一度使用しておきたいところです。

 

それから、消火器の設置場所を把握しておくことも重要です。

火災が発生した後、消火器が見つからないなんてことになっては意味がないですからね。

そして、火災が起きそうな場所の近くに設置できているか確認することも重要です。

 

初期消火と同時に、消防署への連絡も必要です。

消防車が到着するには、かなり時間がかかりますからね。

初期消火に失敗した場合、数分の連絡の遅れが命取りになります。

「誰かが連絡しているだろう」とみんなが考えてしまい、結局連絡が遅れるなんてことも考えられます。

そのため、連絡する人を事前に決めておくことも重要になります。

 

怪我人を助ける応急措置

怪我人が出た場合は、救助がくるまでに応急手当をする必要があります。

最悪の場合、意識不明の人も出るかもしれませんから、人工呼吸や心臓マッサージをマスターした担当者が1人は欲しいところです。

 

救護担当者を1人任命して、定期的に知識と実技を学ぶようにするといいでしょう。

AEDが設置されているなら、使い方も学んでおかなければなりませんね。

これも、救護担当者が外部で学べるよう手配します。

そして、社員全員にレクチャーするようにします。

救護担当者1人では、対応しきれないことも考えられますからね。

できる限り従業員全員が応急措置をマスターできるようにするためにも、訓練は必要になります。

 

取り残された人を救助する訓練

地震などの場合は、オフィス内に取り残される人がでるかもしれません。

そんな事態に備えて、救出活動の訓練も実施すべきです。

 

災害発生時は、人命が最優先です。

「訓練をしていないがために命を救えなかった」なんてことは、あってはならないのです。

救助は1人ではなく、チームで取り組むようにします。

事前にチームを決めておき、上手く連携が取れるよう訓練しておくといいでしょう。

 

災害時に役立つ防災訓練 まとめ

以上4つの訓練は、最低限必要な基礎的な訓練になります。

多少コストのかかるものもありますが、それほど手間がかかるものでもないので必ず実施するようにしたいです。

 

特に避難訓練などは、何の準備をしなくてもすぐに実施できますからね。

従業員の命を守ることも、企業の大切な役目になります。

できることからでいいので、ぜひ取り組むようにしてくださいね。