雪害とは、雪がもたらす被害全般のことを指します。

日本は、実に半数以上の地域が豪雪地帯に指定されているため、積極的に対策すべき自然災害ということができますね。

雪害1

一言に雪害と言っても、雪崩のように雪が直接被害をもたらすものから、路面凍結による交通事故など様々な被害が含まれます。

そこでここでは、雪がもたらす雪害について、種類別に対策などを考えていきたいと思います。

 

雪崩の被害と対策の仕方

雪による災害と聞いて、まず思いつくのが雪崩による被害でしょう。

ひとたび雪崩が発生すると、広い範囲に大きな被害をもたらすおそれがあります。

規模によっては、スキー場や集落が飲み込まれるほどの被害も考えられる、非常に恐ろしい自然災害です。

雪崩

その上、日本全国に雪崩の危険箇所は2万箇所以上もあります。

そのすべてが豪雪地帯に集約されますので、雪の多い地域で雪崩は珍しくない災害なのです。

 

雪崩は、大雪が降った後や、春先など気温が上昇するときに起こりやすい傾向にあります。

また、雪の張り出しやスノーボール、ひび割れなど前兆現象が起こることも多いです。

このような情報をしっかり収集し、危険なところに近づかないことが雪崩から身を守る第一歩となります。

 

吹雪による被害と対策の仕方

吹雪とは、降っている雪や積もった雪が強風で舞い上げられ、視界が奪われる状況のことを指します。

見通しが非常に悪くなるため、自動車の運転だけでなく鉄道など公共交通機関の運行にも影響が出てしまいます。

吹雪

特に怖いのは、ホワイトアウトと呼ばれる状態です。

ホワイトアウトの状態では、視界のすべてが真っ白になってしまうため、方向感覚を失い事故を起こす可能性が非常に高くなります。

 

吹雪への対策としては、外出しないことが一番です。

どれだけ視界が悪かろうと、移動しなければ何の問題もありません。

なので、特に冬は数日分の食料を買っておき、外出しなくても済むように備えることが必要となります。

 

車の運転中に吹雪に遭遇した場合は、安全な場所に避難することが最優先です。

視界が確保できているうちに、広い場所に停車するようにしましょう。

 

吹雪が去るまでは、車内で待機するしか手はありません。

このとき、車のマフラーが雪に埋もれてしまうと、排気ガスが車内に逆流してしまいます。

一酸化炭素中毒になる危険があるので、定期的にマフラー付近の除雪だけは実行するようにしましょう。

 

除雪中の事故

実は、雪による被害で最も多いのが、除雪中に起こる事故によるものです。

毎年死者も出ているので、最大限の注意が必要になります。

除雪

除雪中では、次のような事故が考えられます。

・屋根からの転落
・屋根からの落雪に埋まる
・水路への転落
・除雪機に巻き込まれる

 

特に被害が多いのが、雪下ろし中に屋根から転落する事故です。

それも、高齢者が一人で作業しているときに、死亡につながる事故が多く発生しています。

 

事故を未然に防ぐためには、除雪作業を複数人で行う必要があります。

万が一足を滑らした時のために、命綱やヘルメットも忘れずに装着しましょう。

 

また、雪下ろしの際は、建物周りの雪を残しておくことも重要です。

雪が残っていれば、万が一落下したとしてもクッションの役割を果たしてくれるのです。

 

路面凍結による交通事故

積雪や凍結により滑りやすくなった路面は、交通事故を引き起こしやすくなります。

特に踏み固められた圧雪やアイスバーンは非常にすべりやすいので、最大限の注意を払い運転する必要があります。

 

また、信号のある交差点や橋の上、トンネルの出入り口なども、他の路面に比べて凍りやすく滑りやすいので、注意して進入しなくてはなりません。

路面凍結

凍結した路面で、急ブレーキや急アクセルは禁物です。

急に動くことでスリップし、最悪の場合スピンすることも考えられます。

 

また、カーブでもスピードが出すぎているとスリップを引き起こします。

雪道ではなにごともゆっくりを心がけ、スリップを防ぐように運転してください。

 

路面凍結による歩行中の事故

積雪により滑りやすくなった路面は、人が転倒する原因にもなります。

実際、毎年非常に多くの転倒災害が発生しています。

 

特に歩いていて滑りやすいのは、次のような場所です。

・横断歩道など道路にひかれた白線の上
・車の出入り口
・バスやタクシーの乗り場
・坂道
・ロードヒーティングの切れ目

 

このような場所は、雪が踏み固められ滑りやすくなっているので特に注意して歩いてください。

 

雪道で転倒しないように歩くコツは、小さな歩幅で歩くことです。

歩幅を小さくしてそろそろと歩くことで、身体の揺れが小さくなり転びにくくなります。

 

それから、靴の裏全体を路面につけて歩くことも重要です。

なるべく接地する面積を大きくすることで、摩擦により滑りにくくなるのです。

 

もちろん、滑りにくい靴を選ぶこともとても大切です。

滑り止め加工が施されている靴なら、多少の雪道なら安心して歩くことができます。

その他、転倒したときのことも考え、防止や手袋を装着しておくと安心ですね。

 

雪害の種類 まとめ

雪害と言っても、雪崩のような大規模なものからちょっとした転倒まで様々なものがあります。

ただ、どの災害も、甘く見てはいけない危ないものばかりです。

 

転倒しただけでも、頭を強く打てば意識を失う可能性は十分ありますからね。

ちょっとの雪でも油断せず、自分の身は自分で守るように気をつけてください。